
そろそろ指輪、外したほうがいいのかな…?
妊娠中、指のむくみが気になり始めると、多くの妊婦さんが悩むのが結婚指輪を外すタイミングです
外すには早すぎる?でも、外れなくなったらどうしよう…そんな不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、妊娠中のむくみの始まり時期や外すべきサイン、ジュエリー販売員の視点からの注意点、そして実際に外した妊婦さんの体験談まで、具体的にまとめています。
後悔しないための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
妊娠中、指輪はいつ外す?多くの妊婦が悩むタイミング

指のむくみはいつから始まる?妊娠週数ごとの変化
妊娠中の体の変化のひとつとして、多くの妊婦さんが経験するのが「むくみ」です。
特に手や指のむくみは妊娠中期~後期にかけて目立ち始める傾向があります。
一般的に、
- 妊娠16週〜20週頃(妊娠中期のはじまり)から少しずつ体がむくみやすくなり、
- 妊娠28週〜36週頃(妊娠後期)にピークを迎えることが多いです。
体内の血液量が増加し、水分がたまりやすくなるため、朝は指輪がスムーズに入っても、夕方にはきつくなるという声も少なくありません。
ただし、むくみの出方には個人差があるため、「いつから外せば安心」という明確な基準はありません。
大切なのは、違和感を感じ始めた時点で早めに外す判断をすることです。
抜けなくなる前に!外すべきサインと判断基準

「まだ大丈夫」と思っているうちに、突然指輪が抜けなくなるケースもあります。
以下のようなサインを感じたら、早めに外すことをおすすめします。
- 朝よりも夜のほうが指輪がきつく感じる
- 指輪の周囲に皮膚の跡がつく
- 指を曲げたときに圧迫感がある
- 指の節が太くなってきたと感じる
これらはすべて、むくみが始まっているサインです。
無理に着け続けると、血流を妨げたり、最悪の場合は指輪をカットして外す事態になることも。
妊娠中は体の状態が日によって変化しやすいため、「今日は少しきついかも?」と思った時点で、一時的に外す判断をしておくことが安全です。
産婦人科でのアドバイスは?体験談でわかる実情
実際に、産婦人科の健診で指輪の着用について注意されるケースもあります。
体験談の中には、次のような声が多く見られました。

妊娠32週の健診で、助産師さんから『そろそろ指輪外しておいたほうがいいですよ』と言われました。

臨月に入る前に抜けなくなり、病院で指輪を切断されることに…もっと早く外せばよかったと後悔しています。
また、出産時に万一緊急帝王切開などが必要になった場合、アクセサリー類はすぐに外す必要があるため、医療現場では事前に外しておくことが望ましいとされています。
産婦人科でのアドバイスも踏まえると、
- 妊娠28週(8ヶ月)前後を目安に外す人が多い
- むくみが強くなる前に、自分のタイミングで早めに外すのが理想
というのが、実際のところです。
妊娠中に結婚指輪をつけたままで大丈夫?ジュエリー販売員の見解

ジュエリーショップに相談が増えるのはいつ頃?
ジュエリーショップには、妊娠中期〜後期の妊婦さんから「指輪がきつくなってきた」「外れなくなった」などの相談が増える傾向があります。
特に多いのは妊娠7〜9ヶ月ごろで、指のむくみとともに指輪の脱着が困難になるケースが目立ちます。
中には「抜けなくなった場合、どうしたらいいか」と事前に相談に来店する方もおり、ショップ側でも妊娠期のリスクを踏まえたアドバイスを行うようになっています。
「抜けなくなってからでは遅い」プロが伝えたい注意点

ジュエリー販売員の立場から見ると、「抜けなくなる前に外す」ことが最も安全であり、指輪自体を守ることにもつながります。
妊娠中の体の変化は急に現れることもあり、指輪が外れないと、
- 指輪の切断(破損)
- 指のうっ血や圧迫による痛み
- 病院での処置による時間・費用のロス
などが発生する可能性があります。
また、ジュエリーは基本的に使用者自身の責任で管理するアクセサリーであり、「妊娠中でも装着可能かどうか」は医療的な判断ではなく、身体状態に応じた自己判断が求められます。
販売員がすすめる外し時とお手入れ方法
ジュエリーショップでは以下のような対応を推奨する傾向があります。
- むくみの兆候を感じたら、早めに指輪を外す
- 一時的にネックレスに通して身につける方法も人気(サイズ調整の手間なし)
- 外した指輪は専用ケースやジュエリーボックスに保管し、紛失を防ぐ
また、長期間外しておく場合は、
- 汗や皮脂による変色を防ぐため、柔らかい布で拭いてから保管
- 高温多湿を避ける
など、ジュエリーの素材や状態に応じたケアを行うことが大切です。
外した指輪、どうしてる?おすすめ保管&代替アイデア

なくさないための保管ケースや収納方法
妊娠中に外した指輪、意外と「どこに置いたか分からなくなった」という声も少なくありません。
思い出の詰まった結婚指輪を安全に保管するには、専用のケースや収納場所の確保が重要です。
おすすめの保管方法は以下の通りです。
- ジュエリーボックスに入れて保管(柔らかい布張りのものが理想)
- アクセサリートレーにラベリングして収納
- 毎日目に入る場所に専用の小物入れを用意
また、一時的に外して置く際は、洗面所など水回りに置かないことが鉄則。
流してしまうリスクを防ぐためにも、習慣的に定位置を決めておくことが大切です。
ネックレスに通すアイデアと注意点


指から外したけど、肌身離さず身に着けていたい
という方には、指輪をネックレスに通すアイデアが人気です。
ただし注意点として、
- チェーンが細すぎると切れるリスクがある
- 金属アレルギーや摩擦による変色に注意
- 寝るときや入浴時には外すのがおすすめ
など、ジュエリーとしての管理と安全性に配慮することが必要です。
将来またつけるために気をつけたいこと
妊娠中は指のサイズが一時的に変化するため、「しばらくは入らないかも…」と不安になる方もいますが、産後に指が元に戻ることも多く、焦ってサイズ直しをする必要はありません。
将来また結婚指輪を指に戻すために、以下の点に注意しておきましょう。
- 外したときのサイズ感をメモしておく
- 保管期間が長くなる場合は、定期的に状態を確認する
- 指のサイズが変わらなければ、産後6ヶ月〜1年を目安に再び試着
体が落ち着くまでは、焦らず丁寧に扱いながら保管することが、指輪への愛着を保つコツです。
まとめ|妊娠中の指輪を外すタイミングは早めが正解

妊娠中は予想以上にむくみが進み、気づいたときには指輪が抜けなくなってしまうことも。
特に妊娠後期にかけては急激な変化が起こりやすく、無理に外そうとしてケガをするケースもあります。
「外すなら今かも」と思ったタイミングがベストです。
少しでも違和感やきつさを感じたら早めに外すようにしましょう。
ネックレスに通して身に着けるなど、大切な指輪を無理なく守る工夫をしながら、安心してマタニティ期を過ごしてくださいね。
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